親鸞聖人750回大遠忌法要のこの年、「世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ」の願いのもと、テーマ『次代に繋ぐお念仏』を引き続き共有課題とし、青少年育成に関する活動を以下のように行います。
2009(平成21)、2010(平成22)年度に開催した「若手僧侶の聞法会」を引き続き企画いたします。先の2ヵ年と同様『親鸞聖人御消息』をとおして他力のご法義をお聴聞し、御開山の伝道布教のお姿から、私の伝道のあり方を学びます。
あわせて、同世代僧侶のつながりを深める交流の場とします。
今年度は寺院子弟に限らず、広く青年・壮年を対象とした研修会を開催します。テーマ『次代に繋ぐお念仏』を共有課題に混迷する現代社会の課題に向き合い、現地研修会をとおして、その問題をこの身にいただきながら念仏者のあるべき姿、同朋教団としてあるべき姿を学ぶ研修会を開催します。
あわせて、寺院子弟研修に関するこれまでの取り組みを振り返り、今後のあり方について検討します。
テーマ『次代に繋ぐお念仏』の願いを、キッズサンガ推進に反映させていきます。
以 上
2010(平成22)年度は青少年教化と育成のために『次代に繋ぐお念仏』をテーマとし、「若手僧侶の聞法会」を開催しました。また、「寺院子弟研修」として長崎にて、親子で参加できる寺院子弟の一泊研修会を開催しました。
加えて、この寺院子弟研修をとおして「全寺院こどものつどい-キッズサンガ-」の具体的実践の姿を学びました。
2009(平成21)年度よりテーマを「次代に繋ぐお念仏」とし連続性(3年間)を持たせ、『親鸞聖人御消息』に学ぶことを通して、伝道教化活動を実践する僧侶の聞法の場として開催しています。
今年度は、47名の参集のもと、講師に大阪教区中島東組光照寺の若林眞人さんをお迎えし、『親鸞聖人御消息』第十一通より、「弥勒とおなじ」「正定聚の人は如来とひとし」との御開山の御教示から、摂取不捨のご法義をお聴聞しました。また、お手紙の選びぬかれた言葉を通して、門弟の方々に弥陀の誓願を間違いなく伝えねばならぬという聖人の誠実なるお姿を学びました。
法話の後には参加者に質問を書いていただき、それをもとに座談会(ご示談)をもちました。その質問に対し講師にお答えいただく形式をとったことにより、多くの疑問や悩みなどが出されました。日頃の僧侶としての悩みや、僧侶研修会で学びを重ねている差別の問題、信心の社会性の問題など多方面にわたる質問がありました。私どもの抱えている問題を皆で共有できたことは成果に値すると思います。加えて、懇親会には多くの皆さまが参加くださり、講師をかこみ交流を深めることができました。反省点として、対象者に案内が届きにくいとの指摘もあり、案内の方法を検討していく必要があります。
長崎にて、親子で参加できる寺院子弟の現地学習会を開催いたしました。部門員を合わせ23名(子ども8名)の参加のもと、100年以上続いている長崎教区光源寺「ひかり子ども会」を訪ねました。光源寺では、仏教讃歌を中心とした仏参の後、長崎の子ども達と一緒に「ひかり子ども会」に参加させていただきました。その中で光源寺に脈々と伝わってきた子ども会への思いや、受け継がれてきた取り組みを学ぶことが出来ました。
2日目には「恵の丘長崎原爆ホーム」を訪ね、被爆体験をされた方が自ら演じられた劇のビデオを鑑賞しました。また、その方々が当時の状況や体験をお話くださいました。参加した親と子が一緒に戦争の悲惨さ、平和への願いをこの身に知らされたことは貴重な経験となりました。
上記2.寺院子弟を対象にした現地学習会(光源寺「ひかり子ども会」)を通して、お寺を子どもの居場所にすることで阿弥陀さまに出遇ってもらいたいというキッズサンガの願いを学ぶ機縁となりました。子どもから大人まで集う本来の開かれたお寺の姿、真のサンガとは何かを考えさせられました。
参加方法を親子参加型にしたことで、キッズサンガが将来に亘って継続すべき重要な運動であることをともに確認できました。
以 上

※本願寺(西本願寺)のホームページが開きます。

