御同朋の社会をめざす運動教区委員会 同朋運動部

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活動方針

コロナ禍の中に昨年発足した菅内閣は、新型コロナウイルス感染症への対応が発足以来の最優先課題であり、改憲に関する議論がクローズアップされることは少なくなりました。しかし、国会では、改憲議論に入る前提と位置づける憲法改正国民投票法改正案の採決を巡り審議は継続されており、自民党は改憲原案を策定するための起草委員会を立ち上げました。また、菅首相は就任後初の臨時国会における所信表明演説で、憲法についての議論を期待する旨を表明したことなどから、改憲問題はただ見えにくくなっているだけということは充分留意しなければなりません。

戦後76年経ち、太平洋戦争を経験された方から非戦平和への思いを聞かせていただく機会は減りましたが、敗戦から長年にわたって検証してきた戦争の内実を私たちはしっかりと受け継いでいかなければなりません。それは天皇や国のためにいのちを殉じることを強いられた被害者としての事実も当然ながら、国家神道や国体護持の体制の下に戦争協力してきた宗門や私たちの加害の事実でもあり、深い慚愧のなかに自らを問うていく大切な検証でもあります。

阿弥陀如来は、いのちを生きるあなたの存在そのものが大切ですよと願ってくださいます。その願いをいただくとき、全てのいのちが尊ばれる社会をめざす上から、私たちは自ら犯した過ちに気づき向き合い、そして今後の道を踏み外さないよう、今を問い続けなければなりません。その問い続ける営みが戦後厳修してきた「戦争犠牲者追悼法要」であり、いのちを軽んじて踏みにじることがない平和な世の中を願い、二度と戦争への道を歩まないことを誓い続けてきました。

私たちの非戦平和への取り組みとして大切なことは、戦争の事実を知り、知ったからこそその愚かな行為を二度と繰り返さないように風化させずに伝え継いでいくことでしょう。阿弥陀如来の願いに照らされた私たちであるはずなのに、その願いに背く事実があるからこそ深い反省に立ち、その慚愧を大切にしていくことが私たちの歩みとなるべく、課題や取り組みを点検していきます。

1.「戦後76年戦争犠牲者追悼法要 非戦・平和を願うつどい」の厳修

敗戦から76年経過し、戦争を現実のことと実感しづらくなってきました。戦争を過去のこととせず、非戦平和を強く願い続け、「忘れない、知っていく、伝えていく」ために敗戦後に問われ続けていることや課題となることを点検し準備を進めています。

また、新型コロナウイルス感染症への対策として、法要はリモート配信となります。 リモート配信にすることで様々な問題点が想定されますが、多くの方に視聴を通して、参拝していただけるよう対策を講じてまいります。

2.時局問題対策協議会との連携

時局問題対策協議会の公開講座などに協力し、非戦平和への学びを深め、み教えをいただく私たちの取り組みとなるよう連携を推進していきます。

3.非戦平和を学ぶための研修会

非戦平和への取り組みをより推進していくために学びの場を立ち上げていきます。宗門の運動が「御同朋の社会をめざす運動」(実践運動)に変遷してから非戦平和や差別などについて学ぶ場が限られたように感じます。特に若い僧侶の方々に学んでもらい、非戦平和の願いを伝え継いでもらえるように企画していきます。

以 上

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