2011(平成23)年度は、3年一期として各研修に取り組んできた3年目となります。また、いよいよ「親鸞聖人750回大遠忌法要」が勤修され、宗門にとっても大きな節目となる年度であります。しかし、今なお起こり続ける差別事件、人としての尊厳を傷つけ合う現実は、真の同朋教団の確立には程遠いものです。あらためて一人ひとりが、世の安穏を願いつつ歩まれた宗祖のおすがたにならい、自己の差別心に向き合い、差別をなくす念仏者として歩んでいくことが大切です。
組相談員会で今年度の内容について確認いたしますので、僧研担当者会議は今年度も行いません。
当初、3年3会場で行うことで計画しておりましたが、会場や開催時間帯について、寺族婦人会連盟との打ち合わせを行い設定していきます。また、内容・講師についてもあわせて打ち合わせを行っていきます。
2011(平成23)年度は三つの課題(「真俗二諦」「業・宿業」「信心の社会性」)のうち、未だ、差別がなくならない私たちの教団の現実を通して、「信心の社会性」について考えたいと思います。
今年度も年2回開催し、参加対象を僧侶研修会講師といたします。なお、僧研講師以外の方も参加できるよう公開といたします。
2010(平成22)年度に引き続き、新たに得度された方や法務活動に最近従事された方を中心に、「僧侶研修の願い」が一人ひとりの自らの課題であると、ともに受けとめられるよう、その基礎部分について研修を行います。昨年度の反省を踏まえて、募集方法や内容について検討し進めます。
以 上
「僧に非ず俗に非ず」との親鸞聖人のおこころを受けとめ、ともに念仏に生かされあい、「御同朋・御同行」と支えあういのちであると確かめ合えるよう研修会を実施いたしました。
また、親鸞聖人750回大遠忌法要を控える中、各組・各寺の皆様には法要とその準備でご多忙の中、多くの皆様にご参加いただきました。
研修会を実施するにあたり、各組や寺婦連盟と連携して開催趣旨の確認などを行いました。同朋運動推進僧侶研修会においては参加者の増加が見られ、内容も真摯に取り組んでいただきました。
ただ、連続学習会や基礎講座においては、参加者が大変少なく、その原因として、各組への働きかけが不十分であったと考えます。
2009(平成21)年度より、3年間(2011〔平成23〕年度まで)の取り組みで第Ⅴ期同朋運動推進僧侶研修会を開催し、その2年間を終えました。
1年目の課題であった「僧侶研修をふりかえる(私と組の歩み)」を通して、2年目では、「僧侶研修からの課題(私と組の課題)」として、1年目に点検された個々の課題、組の課題をより具体的なものとし、研修を深めていくことを目指してまいりました。
今年度の僧研を通して、組によっては、独自の点検・確認が行われており、同朋運動の意識向上の成果へと繋がっています。しかし、組の具体的な取り組みの有無によって、課題に対する僧侶の向き合い方に相違があることが見えてきました。また、僧侶研修会の経緯説明について、もっと丁寧に説明できるよう、時間配分等も含めて検討する必要性を感じました。
3年目は、第Ⅴ期同朋運動推進僧侶研修会の集大成として、明らかになった課題を各組それぞれが、具体的な実践に向けて歩み出す事、行動へと繋げていく事が問われてまいります。
2010(平成22)年度は御笠組選出僧侶研修会講師の山内真隆さんを講師にむかえて「同朋運動推進僧侶研修会を行う意味を知る」をテーマに研修を行いました。
問題提起では差別法名・過去帳調査の経緯と結果を確認し、講師自身の取り組みを報告いただきました。それを受けての話し合いによって、同朋運動は寺院における一人ひとりの取り組みであったということが確認されました。
例年どおり寺族婦人会連盟との打ち合わせを継続した結果、参加人数も安定してきており、今後も多くの参加が期待できます。
2010(平成22)年度は「真俗二諦」を中心に行いました。
第1回目は、「真俗二諦の現場」というテーマで、安芸教区沼田組教雲寺住職藤井聡之さんを講師に迎えて開催しました。「同朋三者懇話会に参加して、私が告発されているということに気づいた。私が変わることが、私への問いかけに応えることであり、教団が差別を温存・助長させる制度を変えなければ、外から変わったと見てくれない」と話されました。
第2回目は、「御同朋の社会をめざして」をサブテーマに、西嘉穂組正円寺住職髙石双樹さんを講師に迎えて開催しました。私たちは、信心を内心にたくわえ、外には王法・仁義をもって本とする生き方を長くとってきた。その結果、後生の一大事だけを大事にする人間が生みだされると指摘されました。
本研修会は各組選出僧侶研修会講師が対象ですが、出席者が少なかったことが課題として残りました。
同朋運動を推進するにあたり、課題の共有をはかるため、最近得度された方、法務活動に最近従事した方を対象として、熊本教区合志組光尊寺斎藤真さんを講師に迎え「教団と部落差別-差別の現実から-」をテーマに本講座を開催しました。
基礎講座であるにもかかわらず、受講者にとって難しい内容となったことは反省点でした。
初めての開催で、講座内容や案内の方法に課題が残りました。教区内僧侶の皆様とともに、これからも学びを深めていけるように働きかけていく必要があります。
以 上

※本願寺(西本願寺)のホームページが開きます。

