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圓通寺は、江戸末期にできたお寺です。境内から室町時代の年号「天文9(1540)年」がある板碑が出土しました。高さ83.8cm、残存幅59.4cm、厚さ5cmの板状砂岩の表面中央に、阿弥陀仏を表す梵字が大きく彫られ、その右下に少し小さく観音菩薩を表す梵字が、左下に勢至菩薩を表す梵字が彫られています。圓通寺から出土された板碑は、当時の人々の宗教感を知る上での貴重な資料となっています。